「祝いの布」展にむけて

こんにちは。2024年11月29日(金)と11月30日(土)に、工房のギャラリースペースで「祝いの布」展を開催いたします。開催内容も決まり、チラシも完成し、いよいよお声がけの段階になりました。今回で2回目となるこうしたイベントですが、普段、私たち工房はものづくりに集中する環境を大切にしているため、日常的な見学はお断りしています。

しかしながら、応援してくださる方々や興味を持ってくださる皆様との交流の場を設けたい、そして文化行事を通してより多くの方々に紅型について知っていただきたいという思いから、このような企画を行うことにいたしました。職人たちにとっては、まだ手探りのイベントですので、至らない点も多いかと思いますが、私たちなりに企画し、経験を積むことが何より大切だと考えております。そのため、温かく見守り、ご理解をいただけますと幸いです。

前回のイベントでは、私が紅型の歴史や制作についてスライドで30分ほどお話しし、その後に琉球舞踊の鑑賞を30分、最後にギャラリースペースでタペストリーや小物を見ながら自由に交流していただきました。小物はご購入も可能ですので、ぜひお越しください。

今回は、私のスライドによるお話を工房見学に変更しました。現時点では、まだ試行錯誤しながら進めている状況ですが、その都度ご理解をいただきながら、よりよい内容を目指してまいります。もちろん、前回ご参加いただいた皆様にもぜひお越しいただきたく、どういった内容にするか試行錯誤を重ねています。

どうぞお楽しみにお待ちください。

城間栄市 (しろま・えいいち) プロフィール

生年・出身

昭和52年(1977年)、沖縄県生まれ。
城間びんがた工房十五代・城間栄順の長男として育ち、幼少期より琉球びんがたに親しむ。

学歴・海外研修

  • 平成15年(2003年)から2年間、インドネシア・ジョグジャカルタ特別州に滞在し、バティック(ろうけつ染)を学ぶ。
  • 帰国後は城間びんがた工房にて琉球びんがたの制作・指導に専念。

経歴・受賞・展覧会歴

沖展(沖縄タイムス社主催公募展)

  • 2000年(第52回):初入選
  • 2003年(第55回):奨励賞
  • 2008年(第60回):奨励賞(「ゴマアイゴ紋様」)
  • 2010年(第62回):奨励賞(「上昇波(ジョウショウハ)」)
  • 2011年(第63回):沖展賞(「イナズマ ガンガゼ」)、準会員推挙
  • 2012年(第64回):準会員賞(「すくゆい」)
  • 2013年(第65回):準会員賞(「紅型着物『雲を読む』」)、会員推挙

西部工芸展

  • 平成24年(2012年):第47回 西部伝統工芸展 福岡市長賞
  • 平成26年(2014年):第49回 西部伝統工芸展 奨励賞
  • 令和3年(2021年):沖縄タイムス社賞
  • 令和5年(2023年):西部支部長賞

日本伝統工芸会

  • 平成25年(2013年):沖展 正会員に推挙
  • 平成27年(2015年):日本伝統工芸展 新人賞受賞、日本工芸会 正会員に推挙

その他の活動・受賞

  • 令和4年(2022年):MOA美術館 岡田茂吉賞 大賞
  • 「ポケモン工芸展」に出展
  • 文化庁主催「日中韓芸術祭」に出展
  • 令和6年(2024年):文化庁「技を極める」展に出展
  • 2014年:城間びんがた工房 十六代継承

現在の役職・活動

  • 城間びんがた工房 十六代 代表
  • 日本工芸会 正会員
  • 沖展(沖縄タイムス社主催公募展)染色部門 審査員
  • 沖縄県立芸術大学 非常勤講師

プロフィール概要

城間 栄市(しろま・えいいち)は、昭和52年(1977年)生まれの琉球びんがた作家。城間びんがた工房十五代・城間栄順の長男として生まれ育ち、幼少期から伝統工芸の世界に馴染む。
平成15年(2003年)から2年間、インドネシアでバティック(ろうけつ染)を学び、帰国後は琉球びんがたの技法を継承しながら、海外の経験を活かした新しい表現を追求し続けている。

数々の受賞歴を有し、日本工芸会 正会員や沖展染色部門の審査員など、多方面で活躍。文化庁やMOA美術館主催の展覧会にも出展を重ね、琉球びんがたの魅力を国内外へ発信している。現在は城間びんがた工房の十六代代表として制作・指導にあたりつつ、沖縄県立芸術大学の非常勤講師として後進の育成にも努めている。